Dr. Tairaのブログ

生命と環境、微生物、科学と教育、生活科学、時事ネタなどに関する記事紹介

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

八重咲きドクダミ

この時期ドクダミがあちらこちらで花を咲かせています。本ブログでも自宅のドクダミを紹介しました(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16310812.html)。 今日小雨の中を歩いていたら、人の家先で八重咲きのドクダミを見つけました。八重咲きのもの…

ダンゴムシとワラジムシ

ダンゴムシとワラジムシは小さな動物ですが、私たちに最も馴染深い土壌生物の仲間でしょう。両方とも節足動物門、軟甲綱、ワラジムシ目に属しますが、何百種類もいる仲間の中で丸くなる習性を持つものをダンゴムシ、丸くならないものをワラジムシと呼んでい…

ウメエダシャクが大発生

スーパーにはいま青ウメが売り出されています(写真1)。今まで梅干し用に使っていた冷蔵庫が使えなくなったので、今年梅干しを漬けるか悩んでいるところです。 写真1 ウチの近くのウメの林も収穫が進んでいますが、お昼にそこを通ったところ、ウメエダシャ…

醤油の種類と使い分け

醤油は、私たちの食生活にはなくてはならない調味料であり、伝統的発酵調味料の一つです。しかしながら、醤油の種類については意外と理解していないことも多いのではないかと思います。たとえば「普通の醤油」、「丸大豆醤油」、「生醤油」の違いがわかって…

市街地のハシボソガラス

前の記事で福岡市中州のハシブトガラスの写真を添付しました(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16308502.html)。その際、街にはハシブトガラスが多いと言いましたが、ハシボソガラスもけっこういるようです。 今日は柏市のハシボソカラスです。夕…

オスが行う子育て

新聞によれば、自民党の萩生田光一幹事長代行が5月27日、宮崎市内での党県連の会合で講演したそうですが、そこで語られたことに少し違和感を抱きました。彼は「0~3歳児の赤ちゃんに『パパとママ、どっちが好きか』と聞けば、どう考えたって『ママがいい』…

納豆

今夜(2018年5月28日)、TV東京「世界!ニッポン行きたい人応援団」を観ていたら、納豆作りを38年間続けている米国人夫婦が出ていて、日本へ招待されていました。私も納豆が好きでよく食べますが、今日TVで紹介されていた製法は、炭火(七輪)を使った保温で…

オオミズアオ

今日は町内会のクリーンデーで朝から住宅周辺の清掃と草刈りでした。草刈りの途中で皆さんが「何か木にとまっている」と騒いでいたので、何だろうと思って見に行ったらオオミズアオ(Actias aliena)でした。 オオミズアオはヤママユガ科に分類されるガの一…

ハエトリグモ

ハエトリグモはハエトリグモ科に属する小さなクモ類で、多数の種が知られています。私たちがよく目にするような網を張らず、歩き回りながら獲物を狩る徘徊性のクモで、ジャンプ力に長けています。英語でjumping spiderと言われる所以です。 住宅の中や生活環…

感染症と集団免疫

はじめに 前のブログ記事(→滅菌と殺菌)で、滅菌、殺菌、消毒といった微生物やウイルスの制御について解説しました。そして記事の最後に感染症やパンデミックについての個人的考えを述べました。ここでは、感染症の拡大と抑制に関わる集団免疫 (herd immun…

恋愛をしない20代若者

今日インターネットを検索していて、「20代男性のうち4割が童貞」という記事 [1] に目がとまりました。これだけの情報社会の今日でありながら、若者の4割が女性経験がないとは少々異常であり、驚きました。 4割が童貞というのは、コンドーム製造会社による…

ビヨウヤナギとドクダミ

庭のビヨウヤナギ(Hypericum monogynum)が花を咲かせました(写真1)。ビヨウヤナギはオトギリソウ科の半落葉低木で、例年梅雨に入る前から黄色い花を咲かせます。キンシバイに似ていますが、花糸が長くて目立つのが特徴です。 写真1 下にはドクダミ(Hout…

プラスチック汚染問題-4

2ヶ月前、TBSテレビがニュースで海洋のプラスチック(とくにマイクロプラスチック)汚染問題を取り上げたことをこのブログで紹介しました。 プラスチック汚染問題-3 https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16219530.html プラスチック汚染問題-2 https://…

イソヒヨドリ

都市部にはいろいろな鳥が生息していますが、その中でも鮮やかな青と赤の体色を見えせてくれるのがイソヒヨドリ(Monticola solitarius)です。 ヒヨドリと言っても、ヒヨドリ科ではツグミ科に分類される鳥の一種です。 もともとは海岸や岩山などで多く見ら…

福岡中洲のカラス

カラスは私たちの暮らしに最も馴染みの深い鳥の一つです。ゴミを漁ったりするので嫌われものの一面もありますが、とても知能が発達していて、お互い協力したり、意思の疎通を図ったりするなど、ある程度の社会的な行動ができます。人間の個体を見分けて記憶…

男女共同参画推進法

マスメディアは報道しないか、報道したとしても地味な扱いですが、5月17日に成立した「政治分野における男女共同参画推進法」が本日23日に施行されました [1](図1)。NHKは朝の「暮らし解説」の中でこの法律を取り上げていました。法的強制力がない、いわゆ…

車窓からの浜名湖と富士山

新幹線に乗ると車窓からの風景をよくカメラに収めます。今日は夕方の静岡県浜名湖です(写真1)。西側に太陽が落ちつつありますが、空と湖の青がきれいです。 写真1 こちらは富士山(写真2)。雲がほとんどなく雄大な姿がよく見えました。山頂にわずかに雪が…

バラと黒いビオラ

今日は仕事で名古屋へ。鶴舞公園を歩いていたところ、まだバラが咲いていました(写真1)。十分に楽しめます。 写真1 咲いていたビオラに黒い花があり、珍しいので撮りました(写真2) 写真2 公園を抜けて目的地に着きました(写真3)。 写真3

2050年へ向けた縮小日本の衝撃

日曜日のNHKスペシャルは衝撃的でした。タイトルはすばり「縮小ニッポンの衝撃」です。今の日本は少子化が進行していますが、2050年には総人口は1億人を切り、人口年齢構成はいわゆる棺桶型になってしまいます(図1)。現役世代が3,500万人も減ることになり…

ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハ(Byasa alcinous)はアゲハチョウ科のチョウですが、アゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハなどに比べると見る機会は少ないです。幼虫の食草であるウマノスズクサ類は、毒性のあるアリストロキア酸を含むので、幼虫が食べると毒を蓄積します。…

世論調査に見る男女・世代間のギャップ-1

はじめに 先日インターネットを見ていたら、毎日新聞に長谷川眞理子・総合研究大学院大学長のエッセイが掲載されていました [1]。要約すると、最近の若者がリスク回避の傾向にあり、そのことによって自由な発想を生むことがなく、自分の人生の選択肢も狭めて…

ハエの幼虫とアリ

家庭で行う生ゴミ処理の中で、問題になるのが昆虫の侵入です。侵入しやすい昆虫としては以下が挙げられます。 イエバエ(Musca domestica) ニクバエ(ニクバエ科ハエの総称) アメリカミズアブ(Hermetia illucens) クロオオアリ(Camponotus japonicus) …

日差しと紫外線

これから夏に向けて日差しが強くなって行きます。日光の中には紫外線(ultraviolet light, UV)も含まれます。紫外線は私たちも含めて生物に対して害がありますので、暑さ対策とともに紫外線対策が必要になってきます。 外出するときの暑さ・紫外線対策とし…

横山大観展と皇居

今、東京国立近代美術館で横山大観の生誕150年展が開催されています。ネットで調べたら5月27日までということだったので、思い立った時に行かなければ行きそびれると思い、そそくさと出かけました。 お昼過ぎに北の丸公園内にある当該美術館に着きました(写…

生活環境のカビ

私たちの周囲はカビだらけです。というか、私たちの体そのものがマラセチア菌をはじめとするカビの仲間で覆われています(ブロ記事:抗菌グッズを考える)。あまり神経質になる必要はないのですが、アレルギーや病気の原因になるカビもいますので、注意が必…

空飛ぶ豚

今日は快晴。ふと見上げると青空に雲が一つポツリ。豚が飛んでいるように見えました。

今朝のクサガメ

ウチで飼っているクサガメの今朝の様子です。♂です。今年で21歳になります。甲羅の長さは約16 cmになりました。もう年寄りですが、とても元気でエサをあげようとすると水の上をバシャバシャと走ってきます。

雨の日のチェリーセージ

昨日とうって変わって今日は雨です。庭先のチェリーセージですが、雨に濡れた姿も趣を異にした色合いになって鮮やかです。 チェリーセージとはシソ科アキギリ属の植物の総称(通称名)で、写真のものは正式にはサルビア・ミクロフィラ(Salvia microphylla)…

干潟遊歩道の花

前のページで谷津干潟に棲む生きものを本ブログで紹介しました(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16291853.html)。本干潟公園内には同時に遊歩道沿いにたくさんの自生植物や植栽された草木が見られます。 今回も本公園にはたくさんのカメラを抱え…

谷津干潟の生きもの

谷津干潟は千葉県の東京湾沿岸にある約40haの干潟です。日本の50ほどあるラムサール条約の登録地の一つで、日本では9番目に(1993年6月に)登録されました。今日天気もよかったので、干潟の水辺、水棲の動物の観察に行ってきました。 JR南船橋駅からしばらく…