Dr. Tairaのブログ

生命と環境、微生物、科学と教育、生活科学、時事ネタなどに関する記事紹介

#クモの観察

エノキの下の生物指標としてのワカバグモ

このブログでも何回か取り上げているようにエノキの落ち葉の下からはワカバグモがよく出てきます。インターネットで検索しても落ち葉の下の常連であることがわかります。越冬しているものは亜成体です。 写真1は一昨日の埼玉県さいたま市の秋ヶ瀬公園で撮っ…

今日のエノキとクモ一匹

昨年の11月、ある公園でエノキの大木を見かけ目星をつけていました。その時にはすでに落葉が始まっていましたが落ち葉の下を越冬幼虫をチェックする時間がなく、年が明けたら来ようと思っていました。 そして今日、楽しみにしながらその公園を訪れました。と…

エノキの下のワカバグモ

エノキの根元の落ち葉の下には昆虫だけではなく、ワラジムシやクモ類がたくさんいます。今日も寒風の中落ち葉をひっくり返していたら、ワカバグモが出てきました。もう夕方だったので光量不足で解像度が悪いです。 カテゴリー:エノキ下の越冬幼虫の探索

手にジョロウグモが..

朝出かける時に手がモゾモゾする感じがして、見てみたらジョロウグモがくっついていました(写真1)。それにしても、いつ、ついたのでしょうか。丸められた蜘蛛の糸もいっしょにくっついています。 写真1 そっと地面に下ろしたら、今度は靴の上に登ってきま…

ワカバグモ

このところ、エノキを観察する日々が続いていますが、いろいろな生物に遭遇します(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16548690.html)。昆虫のみならずクモ類にもたくさん出会います。 写真は、エノキの葉上にいたワカバグモ(Oxytate striatipes)…

シラヒゲハエトリ

前の記事で、公園内に群生するフジバカマを紹介しました(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16541717.html)。この公園はけっこう広くて、約50ヘクタール(東京ドーム11個分)あります。朝から植物や昆虫を観察しながら、約5 kmの散策行程を回るのに…

ササグモの幼体

今日の午前中は町内会のクリーンデーで草刈りでした。裏庭の草を刈っていたらクモが飛び出し、家壁に張り付きました。草刈りの手を休めて撮ってみたところ、ササグモ(Oxyopes sertatus)の幼体でした(写真1)。体長6 mmほどです。 写真1 ウチのサンゴジュ…

秋のジョロウグモ

秋の産卵の時期を迎えてジョロウグモ(Nephila clavata)が色鮮やかになり、大きくなってきました。9月初旬には、胴体が20 mm前後の個体(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16464858.html)が見られましたが、今は30 mmくらいのものがあちこちに目撃…

アダンソンハエトリ

ウチの室内ではハエトリグモがよく這っていますが、中心はミスジハエトリとマミジロハエトリです(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16495932.html)。一方で、アダンソンハエトリ(Hasarius adansoni)はこれまで見かけなかったのですが、やっと見…

ネコハエトリ

通りを歩いていたら、雑草が繁る空き地に2 mにもならないエノキの小木が生えていて、葉の上に黒褐色の粒が見えました。近づいてみたらハエトリグモがいました。ネコハエトリ(Carrhotus xanthogramma)でしょうか(写真1)。 写真1 よりカメラを近づけるとス…

今日のハエトリグモ

夕飯時にポットの取っ手をつかもうとしたら、ハエトリグモがいるのに気づきました(写真1、2)。マミジロハエトリ(Evarcha albaria)ではないかと思われます。比較的大きくて体長10 mm弱です。 写真1 写真2 この種は、ミスジハエトリ(Plexippus setipes)(…

ジョロウグモ

ジョロウグモ(Nephila clavata)は、ジョロウグモ科ジョロウグモ属に分類されるクモの一種です。腹部に黄色と暗青色の縞模様のある大きなクモで、私たちに最も馴染みの深い種類の一つです。夏から秋にかけて、大きな網を張るようになります。 ウチの庭の周…

洗面台にいたクモ

洗面台で手を洗おうと思ったら、クモがいました。うっかり流してしまうところでした。模様から判断すると、ジョロウグモ(Nephila clavata)のメスの幼体でしょうか。これから成体になれば、3倍くらいの大きさになるでしょう。窓までもっていくとサッサと出…

コクサグモ

庭のレモンの木にアゲハチョウの幼虫が何頭か発生していましたが、すべて終齢まで育った後、見かけなくなりました。蛹化に旅立ったようです。もう幼虫はいないだろうと思ってチェックしていたら、棚網を張るクモを見つけました。コクサグモ(Allagelena opul…

雨戸を這うハエトリグモ

雨戸を閉めようとしたら、パッパッと這うハエトリグモがいました(図1)。動きが速くて1枚しか写真が撮れませんでした。名前がわかりませんが、多分マミジロハエトリ(Evarcha albaria)ではないかと思います。 図1. 雨戸の上を這うハエトリグモ(矢印の挿…

ササグモ

先日、ウチの庭にサンゴジュハムシが発生していることを紹介しました(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16333912.html)。そしたら、今日同じ場所にササグモ(Oxyopes sertatus)がいるのを見つけました(写真1)。 写真1 ササグモはクモ目ササグモ…

ハエトリグモ

ハエトリグモはハエトリグモ科に属する小さなクモ類で、多数の種が知られています。私たちがよく目にするような網を張らず、歩き回りながら獲物を狩る徘徊性のクモで、ジャンプ力に長けています。英語でjumping spiderと言われる所以です。 住宅の中や生活環…