Dr. Tairaのブログ

生命と環境、微生物、科学と教育、生活科学、時事ネタなどに関する記事紹介

#都市公園・緑地

公園と緑地

2019年↓ 春の黄色い花と公園植栽管理 公園に殺虫剤を撒く行政 都市公園の植栽管理を考える-3 2018年↓ 緑の砂漠 都市公園の植栽管理を考える-2 都市公園の植栽管理ーエノキを考える エノキの伐採 ゴマダラチョウの受難-2 上野のサクラ満開 カテゴリー別記事 -…

その他の自然観察

2019年↓ 今日のエノキとクモ一匹 エノキの下のワカバグモ 江戸川の川辺の散策 アオサギ 2018年↓ 湖畔から見た富士山 手にジョロウグモが.. 道端のヤモリ 関連カテゴリー:昆虫の観察 関連カテゴリー:植物の観察 カテゴリー別記事 - トップページ

公園に殺虫剤を撒く行政

今日、昆虫の定点観察の一つにしている都市公園に出向いたら、入り口に生えているマテバシイの木に管理者である市による掲示がしてありました。読んでみると、公園内のサンゴジュに害虫退治のためにトレボン乳剤を散布するとあり、驚きました。 トレボン乳剤…

小山田緑地

今日は小山田緑地に行ってきました。東京都町田市にある都立の丘陵緑地公園です。計画面積は100 ha以上あり、実際歩いてみると広大です。東京国際カントリー倶楽部ゴルフ場で分断された、いくつかの丘陵緑地から成り、本園、梅木窪分園、大久保分園、山中分…

北総花の丘公園

今日は千葉県印西市にある県立の北総花の丘公園に行ってきました。北総台地に広がるこの公園は、昨日の「21世紀の森と広場」とほぼ同じの50 haの面積を有しますがが、周囲をぐるりと回ることができるので、はるかに広く感じました。 公園の入り口です(写真1…

21世紀の森と広場

昨日は千葉県松戸市にある「21世紀の森と広場」に行ってきました。約50 haの広さをもつ公園です。昔からある自然を生かした自然尊重型の都市公園が理念だそうで、湿地を囲む林や周辺のイヌシデなどの落葉樹を含む常緑樹を主体とする森が残されています。 し…

都立桜ヶ丘公園

今日は東京都多摩市にある桜ヶ丘公園に行ってきました。丘陵と谷間からなる都立公園で、約34 haの広さがあります。丘陵公園だけに起伏に富んでいて、帰宅してからスマートフォンのヘルスケアデータを見たら68階分の上り下りに相当していました。 京王永山駅…

風で飛ばされた越冬幼虫

ゴマダラチョウなどのエノキの根元の落ち葉下で越冬する幼虫は、運悪く風で飛ばされてしまうことがよくあります。私はこれまでそのような場面を数多く見てきました。↓ 遠くまで飛ばされてしまうともう戻るのはむずかしいでしょうね。 今日都区内の公園で散策…

蝶の里公園のオオムラサキ

今日は埼玉県比企郡嵐山町(らんざんまち)にある蝶の里公園と菅谷館跡に行ってきました。蝶の里公園はその名のとおり蝶の保護を基本とする環境作りを目指した全国的にも珍しい公園です。嵐山町では「水、緑豊かな生き物にやさしいまちづくり」を町のスロー…

エノキの下の生物指標としてのワカバグモ

このブログでも何回か取り上げているようにエノキの落ち葉の下からはワカバグモがよく出てきます。インターネットで検索しても落ち葉の下の常連であることがわかります。越冬しているものは亜成体です。 写真1は一昨日の埼玉県さいたま市の秋ヶ瀬公園で撮っ…

秋ヶ瀬公園の越冬幼虫

今日は秋ヶ瀬公園に行ってきました。埼玉県さいたま市の荒川沿いにある県営の都市公園で、広さは開設されている部分だけでも100 haあります。広大です。エノキの高木がたくさんある公園として知られています。 JR武蔵野線の西浦和駅を降り、県道40号線を南西…

小宮公園のエノキの根元

今日は、東京都八王子市にある小宮公園に行って来ました(写真1)。JR八王子駅から真北へ2 km弱の加住丘陵にある、広さ21 haの都立公園です。 写真1 公園の北側は開放感あふれる原っぱになっており、南側の入り口付近には遊具広場がありますが、大部分はクヌ…

新宿御苑

今日はあいにくの曇り空でしたが、仕事のついでに新宿御苑に行ってきました。東京新宿のど真ん中にありますが、広さ58.3ha、周囲3.5kmの広大な公園です。元々は皇室の庭園として造られまたものが戦後国民公園となり、現在は環境省の所管として運営されていま…

林試の森公園

昨日は自然教育園とともに同じ目黒駅の近くにある林試の森公園にも行ってきました。広さ約12 haの都立公園です。元々は林業試験場があったところで、つくば市にそれが移転(現・独立行政法人森林総合研究所)した後に、跡地が東京都に払い下げられて公園とし…

自然教育園

今日は自然教育園に行ってきました(写真1)。東京都港区白金台にある国立科学博物館附属の自然緑地です。JR山手線の目黒駅から徒歩10分弱のところにあります。余談ですが目黒駅は目黒区ではなく品川区にあるのが不思議です。 この緑地は、あまり人の手を入…

石神井公園と六義園

今日は東京都練馬区にある石神井公園と文京区内の六義園を訪れました。 石神井公園は都立公園の一つであり、石神井池と三宝寺池という東西に位置する二つの湧水池が中心を構成する広さ約20万平方メートルの公園です。園内には沼沢植物群や雑木林とともに多種…

青葉の森公園の越冬幼虫

私は以前から気になっていることの一つとして、都道府県によってエノキ根元からのゴマダラチョウの越冬幼虫の検出頻度が極端に異なるということがあります。具体的に言えば、東京都よりも千葉県の方が検出率が格段に低いということが挙げられます。 それを象…

野川公園の虫

野川公園は三鷹市、小金井市、調布市にまたがる都立の都市公園です。この公園はもともと国際基督教大学(ICU)の敷地内(ゴルフ場)だったところを公園化したものと聞いています。公園の北東部は今でもICUの敷地が広がります。 公園は野川と東八道路を挟んで…

里見公園エリアの越冬幼虫

今日は千葉県市川市の里見公園と隣接するじゅん菜池緑地に調査に行きました。夏になるとアカボシゴマダラが多数発生するところです。このエリアには、エノキの成木だけでなく、若木がたくさんあり、アカボシゴマダラの生息を支えていると考えられます。 調査…

浜離宮のエノキと越冬幼虫

今日は、浜離宮恩賜庭園に行ってきました。東京都中央区の汐留駅の近くにある都立庭園であり、観光名所の一つになっています。東京湾から海水を取り入れ潮の干満で景色の変化を楽しむ庭園として江戸時代に造成されたものですが、今はうっそうとした樹木が茂…

砧公園のエノキと昆虫

砧公園は東京都世田谷区にある広い公園で、40ヘクタール近い面積を誇ります。エノキの大木がたくさんある公園として知られています。写真1に、園内のエノキ群を示します。 写真1 園内でどれほどエノキが幅を利かしているかと言えば、「えのきのトイレ」とい…

都区内公園のエノキ成木調査

東京都区内のいわゆる「近隣公園」の規模以上の公園においては、夏になるとアカボシゴマダラ Hestina assimilis とゴマダラチョウ Hestina japonica の成虫が混在して飛ぶ姿がよく見られます。個体数としてはアカボシの方が圧倒的に多く、ゴマダラチョウは少…

都市公園のゴマダラチョウ幼虫

このところ関東の都市公園におけるゴマダラチョウとアカボシゴマダラの越冬幼虫を集中的に探索していますが、今日もある公園を訪れました。この公園には数十本のエノキの成木と幼木があり、夏にはゴマダラチョウとアカボシゴマダラの両方の成虫が飛ぶのを見…

エノキの下のカメムシ

エノキの根元の落ち葉をゴソゴソやっていると、Hestina 属チョウの越冬幼虫だけではなく、いろんな昆虫や小動物が出てきます。今日は東京都区内の公園(写真1)でカメムシ3種が続けざまに出てきました。。 写真1 まずは5齢幼虫で越冬するアカスジキンカメム…

都市公園の植栽管理を考える-3

私は常々都市公園における植栽管理のあり方を疑問視してきました。それは人工的な植え込みを維持管理し、それを増やすことが、「自然との共生を図り、生物多様性を推し進める」ことという大きな勘違いがあることです。 そもそも人工的な公園には自然はなく、…

ゴマダラチョウの受難-3

私が昆虫の定点観察をしている都市公園の一つとして、千葉県柏市しいの木台(旧昭南町)にあるしいの木公園があります。昆虫の観察といっても、この公園は近隣公園と街区公園の中間くらいの小さな公園(1.2 ha)で、ほとんどがスポーツなどのレクリエーショ…

緑の砂漠

前のページで都市公園の植栽管理について感じることを述べました↓。 都市公園の植栽管理を考える-2 すなわち、多くの市は公園のあり方の目標の一つとして生物多様性や自然との共生を掲げていますが、実際は勘違いがあったり、間違ったアプローチをとっている…

都市公園の植栽管理を考える-2

私は昆虫の定点観察として都市公園を対象の一つにしています。それゆえ公園内の植栽、樹木の剪定・伐採、下草の刈り込み、落葉の除去などの管理状況を見る機会がたくさんあるのですが、その度にその管理法に疑問が湧いてきます。市による公園管理の名目と実…

エノキの伐採

私の住む街では、街のど真ん中に約300 mに亘ってとびとびにエノキが連なる貴重な緑地があります。5–20 mの中高木と1–2 mの幼木が混在する場所(写真1)で、ゴマダラチョウとアカボシゴマダラをいっしょに見ることができます。 写真1 しかしゴマダラチョウの…

ゴマダラチョウの受難-2

街の中や郊外で動植物のフィールド調査を行なっていると、どうしても人為的な影響で調査を中断せざるを得ないことがしばしばです。私が行なっているエノキ上のHestina属チョウの幼虫動態調査はとくにそうです。人の手による木の伐採と落ち葉の除去が大きな負…