Dr. Tairaのブログ

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石神井公園と六義園

今日は東京都練馬区にある石神井公園と文京区内の六義園を訪れました。
 
石神井公園は都立公園の一つであり、石神井池三宝寺池という東西に位置する二つの湧水池が中心を構成する広さ約20万平方メートルの公園です。園内には沼沢植物群や雑木林とともに多種多様の野鳥が見られ、東京都区内とは思えないほどの自然景観を呈しています。
 
写真1は西に位置する三宝寺池の離れ池です。
 
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写真1
 
西から見た三宝寺池です(写真2)。

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写真2
 
池にはカルガモがたくさんいました(写真3)。
 
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写真3
 
園内には東京都区内のほかの広域公園ほどではないものの、エノキの大木が多く見られます(写真4)。数えただけでも20本以上ありました。ただ残念だったは、2月も終わりに近づくとほとんどが根元の落ち葉の保存状態がよくなく(主に風による拡散)、ゴマダラチョウの越冬幼虫の存在は望めない状況でした。探索してみましたが2本から検出したのみでした。
 
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写真4
 
続いて六義園に移動しました。六義園は、元々が大名庭園だったものが現在は都立庭園として有料で一般開放されているものです。園内の中心部はいかにも庭園っぽく造形されており、池があります(写真5)。しかし、周囲は樹木がうっそうと生える森であり、ちょっと散策していると東京の中心部ということを忘れてしまいます。
 
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写真5
 
園自体はそれほど広くないですが、やはり多くのエノキの大木があります。しかし、庭園の宿命である落ち葉の清掃除去が徹底しており、ほとんどの木で根元には落ち葉がまったくありませんでした。
 
写真6に見られるように、樹木の下はすっかり落ち葉が除去されていて、土がむき出しの状態になっていましたが、なぜか囲いがしてあります。囲いをするくらいなら、苔を生やしたり、笹の群生にしたり、いろいろとやり方はあると思われますが。まさかこれから芝生を植えるというわけではないでしょうね。
 
個人的には土のむき出しではなく、この時期なら樹木の下は落ち葉で覆われているというのが最も風情があると思うのですが。なぜか日本人は落ち葉を嫌うような傾向がありますね。土から吸った栄養はまた土に返すのが一番ですし、冬の季節は落ち葉があるのが日本の原風景です。
 
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写真6