#パンデミック
カテゴリー:感染症とCOVID-19(2023年) 米ジョンズ・ホプキンス大学(The Johns Hopkins University)は、COVID-19パンデミックが始まって以来、公に貴重な流行情報を提供してきました。しかし、今年3月10日でこの情報提供を終了したようです。NHKもニュー…
カテゴリー:感染症とCOVID-19(2023年) 2023年を迎えました。新春早々には明るい未来について語りたいものですが、やはり気になるのはパンデミックです。1年前には「2022年を迎えてーパンデミック考」を記しましたが、ここでまたパンデミックについて簡単…
2023年3月↓ 子どもの long COVID について保護者が知っておくべきこと SARS-CoV-2感染はDNAを損傷させる 遮断されるパンデミック情報 マスク効果なしとしたコクラン・レビューの誤り 2023年1月↓ 感染制御のためのバランス理論 感染症法を理解しない日本社会 …
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめにーコロナ収束の風潮 世界保健機構WHOの事務局長テドロス氏は、今年9月14日の記者会見で「パンデミックの終わりは見えている(The end is in sight)」と発言しました。同時に、パンデミックを終わらせること…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 今日(9月21日)午前の記者会見において、松野博一官房長官は、日本で新型コロナウイルスのパンデミック終了宣言をすることは「現時点で考えていない」と述べました [1](以下の動画参照)。 これは、ニコニコの記者…
はじめに 昨日(8月12日)、このブログで、米国CDCのCOVID-19対策に関する改訂ガイドラインを紹介しました(→COVID-19インパクトの最小化ー米CDCガイドライン)。このガイドラインはパンデミック対策の主旨がきわめて明確に記述されています [1]。しかし、同…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに 全国で感染拡大が止まらない新型コロナウイルス(オミクロン変異体亜系統BA.5)の第7波ですが、もはや検査による患者確定が追いつかず、頭打ちの様相を呈してきました。欧米先進諸国は全数把握をやめていま…
はじめに パンデミックが始まった当初に政府や専門家から出された悪名高い、いわゆる「37℃, 4日間」の受診の目安は、まだ記憶に新しいところです(→新型コロナ受診の見直しについて思うこと)。私は、コロナパンデミックの間、このフレーズを聞くことは二度…
2022年12月↓ 第8波流行でまた最悪被害を更新か SARS-CoV-2:史上最大の隠蔽工作 2022年11月↓ コロナ感染男性は精子濃度が低下する 「屋外でマスクは不要」キャンペーンの危険性 パンデミックの行方 免疫負債? スパイクタンパク質とスパイクmRNAの核内移行 …
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 2022年を迎えました。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症について、最初のブログ記事を書いたのが、2年近く前の2020年2月19日です(→新型コロナウイルス感染症流行に備えるべき方策 )。その当時は、パンデミッ…
どうも、COVID-19パンデミックやCOVID-19ワクチンは、為政者や科学者の頭の中までおかしくしてしまうようです。 米国疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキー所長は、7月16日の記者会見で「ワクチン未接種者のパンデミックが起きつつある」と警告し…
2021.07.23: 13:14 更新 今回の東京オリパラ大会は、パンデミックという危難に直面し、1年延期したにもかかわらず第5波流行の中での開催という難しい状況になり、さらに開会直前になって、立て続けのスキャンダルに見舞われています。 東京大会に関わるこれ…
米国のニューヨーク・タイムズ紙は、7月20日、「東京五輪を支える見えざる手」"The invisible hand behind the Tokyo Olympic"と題した記事を掲載しました [1]。見えざる手とは日本の広告会社電通のことです。 記事の冒頭に「電通は、日本の主要な機関に深く…
2021.06.15更新 はじめに この2、3日、SARS-CoV-2の新規陽性者数は千人台になってきましたが、全国への面的広がりは相変わらずであり、感染再拡大の不安材料になっています。私は昨日以下のようにツイートして、感染再拡大を懸念しました。 新規陽性者は2千…
2020.10.18: 23.49更新 10月15日、医学雑誌ランセット(The Lancet)に、"Scientific consensus on the COVID-19 pandemic: we need to act now"というタイトルの書簡記事が掲載されました [1](図1)。このブログのタイトルはそれを邦訳したものです。この…
2020.10.10: 08:15 a.m. 更新 10月に入り、日本はついに、新型コロナウイルス感染症COVID-19の累計陽性者数で中国を抜いてしまいました。10月6日、この件についてツイートしましたが↓、10月8日0:00現在(厚生労働省)の累計陽性者数は 86,571人、累計死者数…
はじめに 安倍総理大臣は、昨日(5月25日)、緊急事態宣言解除に際しての記者会見で「日本ならではのやり方で、わずか1ヶ月半で今回の流行をほぼ収束させることができた。まさに日本モデルの力を示したと思う」と述べました。そして同日、国連保健機構WHO事…
前のブログ記事「やはり検査と隔離が明暗を分けた」で、COVID-19の流行においては、PCR検査数が人的被害を低減する上で重要であることを述べました。そうしたら、このブログを見た知人から、「もっと一目でわかる図はないか」と要求がきました。そこで彼に、…
はじめに 前回のブログ記事「日本の新型コロナの死亡率は低い?」で、COVID-19患者の死者数について、欧米諸国と東アジア・西太平洋諸国との間で大きな開きがあることを述べました。なぜこのような差があるのかまだよくわかっていませんが、何らかの要因が働…
はじめに 今回の新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行に際して、テレビなどを通じてよく聞こえてくるのが「日本では死者数が少ない」とか「日本は死亡率が低い」という言説です。西村康稔経済再生相からして、「日本は人口10万人あたりの(新型コロナウイ…
2020.05.08: 23:05更新 はじめに 昨日(5月6日)、加藤厚生労働大臣は、新型コロナウイルスSARS-CoV-2のPCR検査に向けて、相談や受診の目安を見直す方針を示しました [1]。国が示した目安は「37.5℃以上の発熱が4日以上続く場合」などとされていますが、「急…
先のブログ記事「COVID-19に関するNHKスペシャルを観て 」で、NHKの番組「NHKスペシャル」で取り上げられている、新型コロナウイルス 感染症COVID-19に関する話題について、私の感想を述べました。そして、国内の流行の科学的調査や対策を担っているクラスタ…
先日、このブログの記事「あらためて日本のPCR検査方針への疑問」で、日本の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症COVID−19の対策として、感染状況の把握に必須であるPCR検査がなぜ増えないのか?を考察し、それが厚生労働省と政府専門家会議が決定した積…
日本におけるCOVID-19の感染者は、増加の一途をたどっています。厚生労働省の発表によれば、4月5日12時の時点でのPCR検査陽性数は、国内事例で3,191人です。 ただ、これはマスメディアやSNS上でも散々指摘されているように、限定されたPCR検査によってわかっ…
4月3日、在日米国大使館はホームページ上で、日本における新型コロナウイルスの感染者数が増えている現状を受けて、帰国を希望するアメリカ国民は、今すぐ準備するように呼びかけました [1]。これはテレビやインターネット上でもすぐに報道されました [2, 3]…
いまネイチャー誌をはじめとする著名な有力科学雑誌はもとより、査読を経ないプレプリント論文掲載オンライン雑誌まで、新型肺炎COVID-19や新型コロナウイルスSARS-CoV-2に関する論文や記事が続々と掲載されています。この感染症の免疫やワクチン開発に関す…
今日(3月30日)のテレビのニュースは、中国の研究チームによるCOVID-19の感染に関する調査結果を伝えていました [1]。COVID-19ウイルスSARS-CoV-2の感染者がその濃厚接触者へどのくらい感染させたかについて調べた結果です。発症者からの感染率が6.3%、無…
はじめにー日本は嘘をついている 昨日(3月27日)、Japan Subculture Research Centerという情報ウェブサイトが、「日本は新型コロナウイルスの感染者数について情報をごまかしている、嘘をついている」という記事を掲載しました[1]。嘘をついていると指摘し…
COVID-19の流行に対して、3月9日、新型コロナウイルス感染症専門家会議は「新型コロナウイルス感染症対策の見解」を公表しました(図1)。これは厚生労働省のホームページで見ることができます [1]。 図1. 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロ…
はじめに 新型感染症COVID-19の世界的流行(パンデミック)はヨーロッパや米国を中心に増大の傾向にあります。日本では現時点において感染者数は著しく増えていない状況にありますが、今日(3月19日)の専門家会議の声明を見れば油断できない状況であること…