Dr. Tairaのブログ

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#生ゴミ処理

生ゴミ処理の生物学

2018年 5月↓ ダンゴムシとワラジムシ 3月↓ 生ゴミ処理で働く微生物 2月↓ カビと放線菌 生きている微生物を顕微鏡で視る カテゴリー別記事 - トップページ

生ゴミ処理器活性低下

昨年暮れあたりから、ウチの植木鉢式生ゴミ処理器の分解能力が落ちてきました。毎日平均0.5 kg(湿重量)の生ゴミを投入していますが、だんだん処理器の重量が増して行き、あまり分解していない様子です。 今日お昼、処理器の温度を測ってみたら18.1℃しかあ…

今日の植木鉢処理器-12/7

久しぶりの植木鉢式生ゴミ処理器の更新です。私は約30年前から植木鉢を利用した生ゴミ処理を行なっていて、生ゴミを可燃ゴミとして外に出したことはありません。ちょっと工夫すれば、十分に家庭で生ゴミ処理を行うことができます。 写真1は、今日の生ゴミ処…

今日の植木鉢処理器-7/14

夏もだんだんと盛りに近づいてきて、植木鉢処理器も快調です。この2ヶ月間で32 kgの生ゴミを投入したのですが、重量増加は約 1.8 kgで、減量率は94%になります。まだ、植木鉢から処理物を引き抜くまでには至っていません。 今日18時に処理器内の温度を計測し…

二次処理完了

3月5日にプランター式生ゴミ処理を完了し(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16177553.html)、処理物の一部を種基材として植木鉢処理に移し、残りを二次処理(熟成処理)に移しました。 二次処理は、そのままプランター内で蓋をした状態で、2ヶ月放…

今日の植木鉢処理器-4/30

今日で4月も終わりです。植木鉢処理器ですが、昨日までの累積生ゴミ投入量は20.5 kg、植木鉢の体重増加は1.8 kgでした。したがって、生ゴミ減量率は約91%になります。順調に減量されています。 夕方、処理器内の温度を測ったところ、40.1℃でした(図1)。少…

今日の植木鉢処理器-4/28

今日は暑い晴れの日でした。夕方に向けて少し気温が下がってきたようで、16時ちょっと前で24.1℃です。 植木鉢処理器内の温度を測ると47.6℃でした(図1)。この3日間40℃後半を保っています。理由は二つあって、その一つはもちろん季節の温度です。このところ…

二次処理経過

プランターを処理容器とした生ゴミ処理実験を完了し、二次処理に移したのが3月5日でした (https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16231340.html)。1週間に一度かく拌しながら、二ヶ月放置するとほぼ堆肥状態になります。 今日もかく拌しようと思って二次…

今日の植木鉢処理器-4/24

新しい植木鉢(29 L容器)を用いた生ゴミ処理をはじめて1ヶ月が経ちました。20日ぶりに植木鉢処理器の様子をアップします。 これまで1ヶ月の累積生ゴミ投入量は16.9 kg になりました。一方、植木鉢の重量増加は1.52 kgです。したがって、生ゴミ減量率は91%…

生ゴミ二次処理状況

約1ヶ月間続けていたプランター式生ゴミ処理↓は、3月5日に一次処理を終了し、そのまま二次処理に移しました。 プランター式生ゴミ処理開始 二次処理は生ゴミを入れずに蓋をして放置しておくだけです。1週間に一度だけかき混ぜます。 今日で二次処理が1ヶ月…

今日の植木鉢処理器-4/4

今日夕方の植木鉢処理器の温度は34.0℃でした(図1)。測定時の気温は20.6℃。昨日までの生ゴミ累積投入量は5.9 kg、植木鉢の重量増加分は0.5 kgで、減量率は91.5%になります。 図1. 今日の植木鉢処理器の温度(2018年4月4日 17:26)

今日の植木鉢処理器-4/3

今日は暖かいというか4月上旬にしては暑い日でしたね。夕方の植木鉢処理器の温度は36.0℃でした(図1)。測定時の気温は20.6℃。昨日までの生ゴミ累積投入量は5.4 kg、植木鉢の重量増加分は0.4 kgで、このところずうっと一定です。減量率は92.5%になります。 …

今日の植木鉢処理器-4/2

今日は植木鉢処理器の温度は36.5℃でした(図1)。測定時の気温は17.8℃。微生物の代謝活性が高いことがうかがえます。昨日までの生ゴミ累積投入量は4.9 kg、植木鉢の重量増加は昨日と変わらず0.4 kgで、減量率は92%になります。 図1. 今日の植木鉢処理器内の…

今日の植木鉢処理器-4/1

今日から四月です。今日は植木鉢処理器に生ゴミを入れた後、しっかりと日光にさらました。16時過ぎに処理器内の温度を測定したところ、31.8℃でした(図1)。昨日の日陰置きと比べて2℃弱しか温度が変わらないので、やはり処理器内の微生物の代謝熱の貢献が大…

今日の植木鉢処理器-3/31

今日は天気がよかったのですが、午前中に植木鉢処理器に生ゴミを入れた後、うっかり日光にさらすのを忘れてしまいました。ずうっと風通しのよい日陰に置いたままだったので、温度の上昇が見込めないと思いましたが、17時過ぎの処理器内の温度は30.1℃でした(…

今日の植木鉢処理器-3/30

今日の夕方は昨日よりだいぶ冷えました。17時の気温は14.3℃。毎日の仕事である植木鉢の重量と温度測定を行いました。昨日の生ゴミ投入量は350 g、累積投入量は3.45 kg、植木鉢の重量増加は昨日と変わらず0.3 kg。減量率は91%になります。処理器内の温度は17:…

今日の植木鉢処理器-3/29

新しい植木鉢処理器に替えてから5日が経過しました。この間、3.1 kgの生ゴミを投入しましたが、植木鉢の重量増加はわずかに0.3 kgでした。したがって、減量率は 90%ということになります。水分の蒸散と生ゴミの分解がうまく進んでいる証拠です。 今日も夕方…

今日の植木鉢処理器-3/27

3月24日に劣化した植木鉢処理器の1基を新しい植木鉢に替えました(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/folder/579451.html)。容量29Lで、一人で持ち運びるできるほぼ限度の大きさです。 処理は順調です。今日夕方(17:20)温度を測定したところ、気…

植木鉢処理器の取り替え

長年(おそらく15年以上)使ってきた植木鉢生ゴミ処理器(ポリプロピレン製)がさすがに劣化してきたので、1基取り替えることにしました。 もう以前と同じものが売っていないので、新しくアイリスオーヤマ社のベジタブル植木鉢12号鉢(容量29 L)と園芸土を…

生ゴミ処理に使う基材

家庭で生ゴミ処理を行なう場合(乾燥式を除く)、電動式、非電動式に関わらず基材が必要になります。ちなみに、市販の電動処理器の場合は必ず基材が付属しています。基材の定義と重要ポイントは以下のとおりです。 基材の重要ポイント ●基材とは生ゴミ分解に…

生ゴミ処理の容器について-2

先に非電動式の生ゴミ処理に適した容器について植木鉢を中心に説明しました。↓ 生ゴミ処理の容器について - Dr. Tairaのブログ もちろん、利用できる容器としてはほかにもいくつかありますので、ここで、それらの特徴および長所・短所についてまとめてみます…

生ゴミ処理の微生物を顕微鏡で視る

はじめに 生分解型(バイオ型)の生ゴミ処理機(器)においては、沢山の微生物が生ゴミの分解に働いています。したがって、どのくらいの数の微生物が実際に存在するのか、どのくらい生きているのか、どのような種類がいるのかを把握することは、運転の適正化…

生ゴミ量の目安(画像注意)

基本マニュアルと原理 ●ベランダでできる生ゴミ処理 https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16117212.html ●生ゴミ処理の生物学的原理 https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16121641.html 生ゴミ処理においては投入する生ゴミ量は重要です。多過ぎれ…

生ゴミ処理の容器について

基本マニュアルと原理 rplroseus.hatenablog.com rplroseus.hatenablog.com 簡易処理器(木箱、段ボール箱、コンテナー、ポリバケツ、植木鉢など)を使って生ゴミ処理を行なう方法についてよく訊かれるのが、どのような容器が適しているか、大きさはどのくら…

正しい生ゴミの投入量ー含水率との関係

基本マニュアルと原理 ベランダでできる生ゴミ処理 - Dr. Tairaのブログ 生ゴミ処理の生物学的原理 - Dr. Tairaのブログ 土や類似の基材を入れた簡易生ゴミ処理器(木箱、段ボール箱、プラスチック製コンテナー、植木鉢など)を用いて家庭単位で生ゴミ処理を…

ベランダでできる生ゴミ処理ー基本マニュアル

はじめに 生ゴミ処理は、電力や動力を使わないで手軽にできます。園芸土や類似の土壌を入れた容器の中に生ゴミを投入することで減量化が可能です。この場合、特別に生ゴミ処理容器として売られているものを購入する必要もありません。より安価な、または廃棄…

生ゴミ処理に関する拙著論文

生ゴミ処理に関して筆者がこれまで発表した原著論文と総説(1999〜2016)のリストです。トップベージの「生ゴミ処理コーナー」で紹介している「ベランダでできる生ゴミ処理ー基本マニュアル」やその他の記事の元になったオリジナルデータなどを解析法を記載…