冬は落葉樹の葉がすっかり落ちて木の枝が丸裸になります。イヌシデ、エノキ、クヌギ、コナラなどの落葉樹のむき出しになった枝を見ながら、日本の温帯地域の植生を感じます。一方公園に行くと、植栽されたマテバシイやヤマモモなどの暖地系常緑樹が寒空の下で青々と茂っています。九州では当たり前ですが、関東では何だか不自然に感じます。
写真1
いくつかのコナラQuercus serrata の樹木に目を投じたら、ある一本だけが異様な黒いコブをつけていました(写真2)。コブ病だと思われます。カビの仲間であるさび菌が原因で起こる樹木の病気です。
写真2
枝のところどころについた黒い塊はやはり異様ですね(写真3)。
写真3