街の中には自然の雑木林とはまた異なった趣の森が見られます。今日訪れた東京近辺の街の森もそのうちの一つです。ケヤキ、シラカシ、椿、三茶花などの植栽を基本とする屋敷林に、長い時間をかけて自然の造形が加わったような約4ヘクタールほどの森です。クヌギやコナラのような自然の雑木林に見られる樹木は少ないですが、イヌシデ、ムクノキ、コブシなどのさまざまな種類の大木が見られました。
特徴的なのは森の半分ほどがモウソウチク Phyllostachys heterocycla の竹林になっており(写真1)、その中にいくつの大木が生えていることです。
写真1
竹林の中の大木はケヤキ Zelkova serrata です(写真2)。なかなか珍しい光景だと思います。
写真2
ケヤキの一つは、樹皮がまだら模様になっていました(写真3)。珍しい模様です。
写真3
竹林を抜けると深い森になっており、コナラやコブシの大木がありました。写真4はコブシ Magnolia kobus です。
写真4
森の中にはいくつかの昆虫も見られました。その一つで、ムラサキツバメが飛んでいましたが、シャッターチャンスがありませんでした。
写真5
写真6
この森にはフクロウやオオタカもいるそうなので、今度機会をあらためて訪れてみたいと思います。
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