スーパーマーケットの果物売り場に柿が並び始めました。最盛期は11月ですが、もう果物売り場はみかんと並んでオレンジ一色です。柿といえば富有柿と次郎柿ですが、今日訪れたスーパーには両者が隣同士で並べられていました(写真1)。1個税抜きで99円と安めです。
写真1
一方、次郎柿(Diospyros kaki、品種名: ジロウ)は主に愛知県や静岡県で生産されている品種です。富有柿よりも水分が少なく、パンチのある噛みごたえが特徴的です。私はこのかたくて甘い次郎柿が好きです。
写真1のスーパーでは結局柿は買わず、次のスーパーに行きました。そこで、とても大きい次郎柿が売られているのを見つけ、ちょっと高めではありましたがつい買ってしまいました。
写真2が購入したものですが、10 cmほどの大きさがあります。四角い形が次郎柿の特徴の一つです。早速食べてみたところ、歯ごたえは次郎柿そのものでしたが、甘みがちょっと足りないような気がしました。
写真2
次郎柿というと、10年ほど前の11月に柿狩りに行きました(写真3)。愛知県豊橋市の北側にある産地です。農園の入り口に、赤いトキワサンザシ(ピラカンサ、Pyracantha coccinea)の実が鈴なりになっていました。
写真3
目的地の園内に入り進んでいくと柿畑が見えてきます(写真4)。
写真4
畑に着くと柿、柿、柿のオンパレードでした(写真5)。普通の果物狩りと比べると木が大きいので迫力があります。採ったものはその場で食べ切らないといけないという決まりなので、必ずしも大きいものから採っていいというものでもありません。そこでできる限り色の濃いものを厳選し、ハサミで切り、採取しました。
写真5
4個ほど食べたでしょうか、お腹いっぱいになりました。食べきれなかった10個程度の柿は追加料金を払って持ち帰りとなりました。
お店には五角形の次郎柿が置いてありました(写真6)。合格(ゴウカク)にかけて、受験生には人気のある柿だそうです。
写真6
これから11月にかけて、おいしい次郎柿がどんどんスーパーの店頭に並ぶことでしょう。富有柿共々どもしばらく購入していくことになりそうです。