セイタカアワダチソウと昆虫
この時期セイタカアワダチソウ Solidago canadensis var. scabra があちこちで黄色い花を咲かせています(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16514244.html)。昆虫はこの花が大好きなようで、たくさんの種類が寄ってきています。
前回は風が強すぎて花にとまる昆虫の姿があまり撮れませんでしたので、今日もう一度挑戦してみました。セイタカアワダチソウにはとくにハチ目とハエ目の昆虫が多く見られるので、彼らを中心に狙って写真に収めました。
一番多く見られたのがハラナガツチバチ Megacampsomeris schulthessi です (写真1-4)。ハチ目、ツチバチ科の種で、比較的長い黒色のお腹に黄色の縞があるのが特徴です。
写真1
写真2
写真3
写真4
ヒメアカタテハ Vanessa cardui も数頭訪れていて、ハラナガツチバチと共演していました(写真5)。
写真5
写真6
焦点を合わせようとしてもすぐに横に回り込んで花影に隠れてしまいます(写真7)。
写真7
横から撮ってみたら、体に花粉をいっぱいつけていました(写真8)。
写真8
上記のほかには、ミツバチ(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16514244.html)、スズメバチ、ツマグロキンバエなどがいました。また、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミ、ベニシジミ、イチモンジセセリなどのチョウ類も見られました。
セイタカアワダチソウが咲く休耕地の横には、これまた外来種であるヒマワリ属キクイモ Helianthus tuberosus の花が咲いていて、ハチやアブの類が寄ってきていました。写真9、10はそのうちの1つで、オオフタホシヒラタアブ Syrphus ribesii です。ハエ目、ハナアブ科の種です。
写真9
写真10
付近には、アキアカネ Sympetrum frequens がたくさん飛んでいて、セイタカアワダチソウの枯れ草にとまる姿が見られました(写真11)。トンボ科、アカネ属の種です。気温が下がってきて山からアキアカネが降りてくると秋を感じます。
写真11