Dr. Tairaのブログ

生命と環境、微生物、科学と教育、生活科学、時事ネタなどに関する記事紹介

ハナカタバミとヒメツルソバ


ウチの庭先には、いまハナカタバミオキザリス・ボウウィー、Oxalis bowiei)が濃いピンク色の花を咲かせています。カタバミ科カタバミ属の多年草です写真1)。

イメージ 1
写真1

同じオキザリスの仲間であるカタバミ (Oxalis corniculataに似ていますが、花の色や形、葉の形や大きさが違います(写真2)。

イメージ 2
写真2

そして、ハナカタバミに並んで咲いているのがタデ科植物のヒメツルソバPersicaria capitata)です(写真3)。

イメージ 3
写真3

小さな丸いピンクの花が特徴で、ハナカタバミとともに繁殖力があります(写真4)。

イメージ 4
写真4

不思議に思っていることは、ハナカタバミヒメツルソバは通路を挟んで並んで咲いているのに、ヤマトシジミZizeeria maha)が前者の花にしかつかないことです。
すなわち、毎朝観察していますが、ヒメツルソバの上にはたくさんのヤマトシジミが乱舞し、吸蜜しているのに対し、ハナカタバミの周囲には飛んでいません。

写真5は、ヒメツルソバとその周辺にとまるヤマトシジミのオスの個体です。10頭ほど写真に収めましたが、1つ1つ模様が微妙に異なり、個性があることにあらためて感動します。ちなみにメスは2頭目撃しましが、開翅しているところを撮れませんでした。

イメージ 5
写真5

ヤマトシジミの幼虫の食草はカタバミです。にもかかわらず、類縁種のハナカタバミに近づかないということは、おそらく食草としないのでしょうね。花にもとまっているところをあまり見ないので、花が吸蜜しにくい構造なのではないかと思われます。それともヒメツルソバの方がよっぽどおいしいのでしょうか。