Dr. Tairaのブログ

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ヘルプマークとヘルプカード


首都圏の電車に乗っていると、時たまヘルプマークをぶら下げている人を見かけることがあります。老若男女を問わず、見られます。

ヘルプマークは、外見ではわからない援助や配慮を必要としている人が、周囲にそれを視覚化することで、援助を得やすくなるよう作成されたマークです(図1)。具体的には、物理的身体障害、内部障害や難病、精神・知的障害の人、妊婦などが配慮の対象として含まれますが、誰でももらうことが可能で、診断書も不要とのことです。

このマークは、東京都による発案であり、著作権も都に帰属しています [1]。また、商標登録されています。他者がそのマークの作成や活用することについては、ガイドラインに従う必要があります。

今朝のNHKあさイチでは、このヘルプマークを紹介していました。すでに約22万枚が配布されているとのことですが、まだ全国には行き渡ってはいません(図2)。

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図1. ヘルプマークとそのポスター(2018.7.11 NHKあさイチ」より)

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図2. ヘルプマークの配布状況(2018.7.11 NHKあさイチ」より)

放送では、ヘルプマークは災害時のSOSの指標としても有効であり、さらに必要とする援助内容を記したヘルプカードと併用することで、有効にはたらくと伝えていました。

ヘルプマークの入手法や入手場所については、ウェブ上から情報を入手できます [2]


参考文献


2. ヘルプマーク.info: ヘルプマークを知っていますか?入手方法は?配布場所は?