ときどき、処理器内にイエバエやニクバエの幼虫がいることがありましたが↓、気になる数ではなく、夏の訪れとともにあまり見かけなくなっていました。
そしたら今日、アメリカミズアブの幼虫がいました。体長は24 mmです(図1)。今の植木鉢では、初めて見ました。
図1. アメリカミズアブの幼虫
上の画像の拡大が図2です。シワが深く、11の体節があり、体節ごとに毛が生えています。右側に突起のようなものが見えますが、こちらが頭です。処理器内をけっこう探してみましたが、この1匹しか見つけることができませんでした。
図2. アメリカミズアブの幼虫にみられる11の体節と表面の毛
成虫は黒色をしており、翅が濃い紫から褐色に輝きます(図3)。触覚がV字型をしているのが特徴で、体色と触覚の形で簡単に同定できます。
参考文献
1. 平康博章ら:アメリカミズアブ幼虫による処理に適した食品廃棄物. 大阪府立環農水研報 4, 1–5(2017). http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/_files/00078269/h2901-2.pdf