Dr. Tairaのブログ

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朝陽を浴びるアメリカミズアブ

 立冬を過ぎて昆虫の活動が鈍り、日中の最低気温が10℃を下回るようになって、さらに昆虫の個体数がぐっと減ってきました。それでも今朝も庭にはヤマトシジミが飛んでいます。
 
ウチでは庭で生ゴミ処理器が稼働しており、器内温度は今でも30℃を超えています。そのせいか、アメリカミズアブ Hermetia illucens がいまだに発生しているようです。ハエ目ミズアブ科の昆虫(アブ)の一種で、名のとおり戦後入ってきた外来種です。一般には5–10月に見られるとされています。
 
今朝、処理器のすぐそばにある植木鉢の壁に、朝陽を浴びるアメリカミズアブの成虫がいました。体長は20 mm弱です。カメラを近づけてもじっとしていて逃げません。十分に体温が上がるまでしばらくいることでしょう。
 
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カテゴリー:昆虫の観察