梅雨が明けた後は毎日暑いですね。ほぼ毎日いくつかの公園・緑地の定点調査に自転車で出かけていますが、道中暑くてまいります。目的地の緑地の森に入るとホッとします。
8月上旬まで2化目で発生したアカボシゴマダラの成虫があちらこちらで乱舞していましたが、今週になって急に個体数が減ってきました。大部分は産卵を終えたのではないでしょうか。
今は3化目の発生段階ですが、3–4齢幼虫もたくさん見られるようになりました。昨日観察したエノキ幼木の一つでは、産みたての卵、1齢、2齢、4齢幼虫が同時に存在する光景が見られました(写真1)。このエノキでは時期を異にして数回の産卵が起こったことを示しています。
写真1
一方で、孵化した幼虫が次々と姿を消す現象も相変わらず確認されます。写真2左の1齢幼虫も産まれて3日で姿を消しました。同じ木にカマキリがいましたが(写真2右)こいつの仕業でしょうか。
写真2
幼虫の捕食はどの時期でもどの発生段階でも頻繁に起こります。途中までモニタリングしてデータをとっていても、突然いなくなると中断を余儀なくされるわけで、自然状態での観察のむずかしさをいつも痛感しています。