Dr. Tairaのブログ

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アカボシゴマダラの2化幼虫

昨日はこの時期のアカボシゴマダラの産卵状況を紹介しましたので、今日は幼虫について書きます。卵を葉上にあって1 mm程度の丸い玉ですので見つけるのは割と簡単ですが、幼虫はより苦労します。なぜなら、この時期は1–3齢幼虫で体が小さく、かつエノキの葉と同じく緑色の保護色になっているからです。
 
卵に比べるとまだ頭数は少ないですが、あちこちのエノキ低幼木の葉上に幼虫が見られます。最初は目を慣らすのに時間がかかりますが、一旦見つかればあとは続々と検出できる場合が多いです。
 
写真1は2齢?と思われる個体で、体長は約7 mmです。1.4 mくらいの高さの葉上に
位置どりしていました。
 
イメージ 1
写真1
 
写真2は3齢幼虫で、体長は13 mmです。
 
イメージ 2
写真2
 
この時期(6月)の幼虫は越冬幼虫の羽化に続く2回目の発生に当たります。来月になれば羽化が見られるでしょう。