Dr. Tairaのブログ

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アカボシの成虫は冬でもいる?


関東を中心に生息する外来種アカボシゴマダラは、少なくとも年3回発生すると言われています [1]。発生時期は5–10月です。しかし詳しいことはよくわかっていないようです。私は11月下旬まで成虫を目撃したことがありますので、年4回の発生というのもあり得るかもしれません。

写真は先月(11月)に、枯れる前のエノキの幼木上で目撃した成虫です。

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そしたら、知り合いから昨日(12月15日)撮ったというアカボシの成虫の写真が送られてきました。しかも、後翅のアカボシ模様はありますが、前翅裏面が典型的なゴマダラではなく、まるで春型(低温期型)のような模様になっています。もうビックリです。

12月まで成虫は発生し、そして冬の季節型があるというのでしょうか。


参考文献

[1] 国立環境研究所: 侵入生物データベース アカボシゴマダラ. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60400.html