今日は東京都23区内の昆虫定点観察の公園をハシゴしながら観て回りました。まずは、5月にアカボシゴマダラ春型成虫の乱舞を目撃した公園の雑木林に行ってみました(写真1)。
写真1
ところどころ紅葉がきれいでした(写真2)。
写真2
今日は12月とは思えない20℃を超える暖かさで、キタキチョウや冬眠モードから目覚めた?ウラギンシジミやキタテハが林の中で飛ぶ姿が見られました。公園の中は想像していたよりはエノキの低木・幼木が少なく、これらを食草とするチョウの幼虫も発見できませんでした。
あまり収穫もない状況で次の公園二ヶ所に向かいました。両方ともエノキの幼木が見られる公園で、期待どおりアカボシゴマダラの越冬型幼虫が葉上、幹上、落ち葉下とも見つかりました。
加えて、アカボシのサナギの抜け殻があちこちで見られました(写真3)。
写真3
予想外だったのでは、一つの公園で生のサナギが見つかったことです(写真4)。これから本格的な冬に突入していくというのに、このサナギはどうなるのでしょうか。
今から羽化するのでしょうか。それともこのまま果たして越冬できるのでしょうか。
写真4
私はまだ目撃したことはありませんが、12月にアカボシゴマダラの成虫が飛んでいたという情報はあるのでひょっとしたら羽化するのかもしれません。
カテゴリー:Hestina属チョウとオオムラサキ