Dr. Tairaのブログ

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冷蔵庫のスッキリ術

今朝のNHKの番組「助けて!きわめびと」では「冷蔵庫のスッキリ術」として、冷蔵庫をすっきりさせるための買い物の仕方、食材の選択法、献立の立て方などを紹介していました。要約すると、1週間分の食材をまとめ買いし、1週間で使い切るということでした(図1
 
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図1. 冷蔵庫を好循環させるためのコツ(2018.12.08 NHK「助けて!きわめびと」より)
 
1週間分の食材をまとめ買いするわけですが、この時に料理として何を作るかは念頭におかず、適当に主菜や家族の人数に応じて購入するのがコツということです。そして、冷蔵庫にあるもので適当に組み合わせて作るということでした(図2)。
 
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図2. まとめ買いした食材(冷蔵庫内にあるもの)で料理する(2018.12.08 NHK「助けて!きわめびと」より)

野菜などは長持ちするように、一手間をかけて(たとえば根っこを小麦粉に入れるなど)冷蔵庫内で保存するということでしたが、どうかな?と思うものもありました。
 
まとめると図3のようになります。

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図3. 冷蔵庫をスッキリさせるためのコツ(2018.12.08 NHK「助けて!きわめびと」より)

番組を観て感じたことは、確かに仕事などで買い物に時間をあまりかけられない人や家族にとっては、試してもいい方法だということです。冷蔵庫の中にある食材で料理を済まし、1週間で使い切る分の買い物で冷蔵庫を使うというのも無駄がなく合理的でしょう。
 
ただ率直に言って、ずぼらな私には真似ができません。そして、まるで冷蔵庫のために買い物をし、料理をするような生活はしたくないとも感じました。さらに、1週間はもたない消費期限の食品(惣菜、厚揚げやがんもどきなど)や生魚を食べたいときの買い物はどうするんだろう?とツッコミどころもありました。

私は学生時代まで冷蔵庫のない生活をしていたので(一体いつの時代だと思われそうですが)、冷蔵庫がなくてもそれなりに食材を使いこなし、料理をすることに慣れています。災害時に冷蔵庫が使えない状態で生活をしたこともあります。また、時間的には割と余裕があるので、毎日スーパーマーケットに行って日々変わる食品や旬の食材を観察し、食品表示をくまなく見ながら買い物をしています。
 
冷蔵庫がスッキリというのは確かに気持ちがよいですが(ちなみにウチのはぎゅうーぎゅうー詰め)、冷蔵庫のための生活はやはりしたくないです。とくに災害や停電などで冷蔵庫が使えないことがあることも考えると、生活の知恵としての冷蔵庫に頼らない食材の保存や食べ物のあり方も普段から考えておきたいものです。
 
                 
カテゴリー:生活・健康と科学