Dr. Tairaのブログ

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フタトガリアオイガ


近所のフヨウの木に赤と白の花が混在しているのを見つけ、写真を取ろうとしていたら、葉の上にフタトガリアオイガXanthodes transversa)の幼虫がいました(写真1)。ヤガ科、アオイガ亜科のガです。

5年ほど前に、ウチで植えていたオクラAbelmoschus esculentusにいたところを見つけましたが、それ以来の久しぶりの再会です。

青色の体の黒い大きな斑点が並び、上部に黄色のラインが走り、端っこに赤い模様があるケムシです。しかし、若齢の幼虫は緑色をしています。

イメージ 1
写真1

見つけた4頭の幼虫の体長は平均で36 mmでした。シャクガ科の幼虫のように、少し上方に体を曲げながら、葉を食べるのが特徴です(写真2)。ちなみに赤い部分が尾っぽで、その反対が頭部です。

イメージ 2
写真2

幼虫はアオイ科(フヨウ,ムクゲ,アオイ,ハマボウ,オクラ)の葉を食べます。このために名前に「アオイ」が入っているようです。昔は「・・アオイガ」ではなく「・・コガ」と言われていました。