Dr. Tairaのブログ

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大学構内で見た南の花二つ


夏になると咲く代表的な花としてフヨウHibiscus mutabilis)があります。アオイ科フヨウ属の落葉低木で、美しい大きな花は迫力があります。このブログでも紹介してきました↓。

通りでハイビスカスを楽しむhttps://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16468341.html

今日、東京大学の構内で、今まで気づきませんでしたが、フヨウによく似たサキシマフヨウHibiscus makinoi)が咲いているのを見ましたので、写真をアップします(写真1)。花の大きさや色はフヨウに似ていますが、形が異なります。

イメージ 1
写真1

葉もフヨウに似ていますが、質感が違います(フヨウの葉よりも厚ぼったい感じ)(写真2)。

イメージ 2
写真2

サキシマフヨウの傍には、説明書きがありました(写真3)。サキシマフヨウは10月後半から開花すると書いてありますが、もうしっかりと咲いていました(一輪だけですが)。

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写真3

サキシマフヨウは、琉球列島から鹿児島県西部の島に分布する植物種とされており、和名は先島諸島に由来するようです。

もう一つ、南方系の花がすぐそばにありました。リュウキュウトロロアオイAbelmoschus moschatus)です(写真4)。アオイ科トロロアオイ属の植物で、沖縄地方や台湾、アジア熱帯地域に分布するようです。

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写真4

黄色い大きな花を見た瞬間、オクラAbelmoschus esculentus)(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16455039.html) に似ていると思いました。同じアオイ科トロロアオイ属の植物なので当然と言えば当然でしょう。オクラと似たやや太り気味の果実が付いていました(写真5)。食べられるのでしょうか?

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写真5

こちらにも写真付きで説明書きがありました(写真6)。

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写真6