Dr. Tairaのブログ

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ピンクの花2種類


キョウチクトウNerium oleander var. indicum)は、キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木です。漢字で夾竹桃と書きますが、葉がタケに、花がモモに似ていることに由来します。

写真1は、ウチの近くの通りの歩道に堂々と生えているもので、高さが3 mほどあります。赤、ピンク、黄色、白など多数の園芸品種があるようですが、写真のものは典型的なピンク色です。

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写真1

昔、祖父に、キョウチクトウは枝から葉っぱ、花まで全部毒があるから、絶対口にするなと注意されたことを覚えています。蛾の幼虫が葉を食べている見たことがありますが、彼らは解毒の仕方を知っているのかな?と、子供の頃不思議に思ったことがあります。

環境ストレスに強く、原爆で75年間草木も生えないといわれた広島市で、被曝焼土の上にまっさきに咲いた花として知られています [1]。調べてみたら、千葉市夷隅郡御宿町尼崎市鹿児島市でも市町の花となっているようです。

写真2は、マツバギクLampranthus spectabilis)で、ウチの庭に咲いているものです。ハマミズナ科ツルナ科マツバギク属の多年草の種のひとつで、その名のとおり松葉のような花びらと菊模様の花です。茎は木質化して地上を横に這い、葉は多肉質になっており、先っぽは尖り気味です。

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写真2


参考文献