Dr. Tairaのブログ

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人工物の上のシロツバメエダシャク


今朝、雨戸を開けようとしたら、シロツバメエダシャクOurapteryx maculicaudaria)がいました(図1)。シャクガ科(エダシャク亜科)のガの一種です。白い翅と茶色の2本の筋、後翅に見られる短い尾、それに小さな黒縁取りのオレンジの斑点が特徴です。前翅開長は35–50 mm程度のガです。

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図1. 雨戸の上のシロツバメエダシャク

シロツバメエダシャクは、日本全域に広く分布する、平地でも普通に見られるガです。山地に行くと、似たようないくつかのツバメエダシャクの種がいて、パッと見では区別がつきにくいです。幼虫はサンゴジュやイチイ科の草本を食べます。ウチにサンゴジュがあるので、それで育ったのでしょうか。

1年前は、豊橋電鉄渥美線の車内にシロツバメエダシャクが止まっているのを見かけました(図2)。このように私たちの生活環境に割と紛れ込み、人工物の上に止まっているのをよく見かけます。

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図2. 電車内で見かけたシロツバメエダシャク(挿入[矢印]は拡大画像)