春の黄色い花と公園植栽管理
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レンギョウはどこでも育つので、ツツジやアベリアとともに公園の植栽に最もよく使われる植物です。しかしどの公園に行っても植えられているのがツツジ、アベリア、レンギョウではちっともおもしろくありません。行政の方々はよほどこれらが好きなのでしょうね。
これらの植栽の間にはエノキやコブシなどのさまざまな幼木が自然に生えてきますが、その管理の仕方は自治体によって異なるようです。私が定点観察をしている柏市の公園では植栽の剪定の高さに合わせてこれらの幼木も剪定されています。同じく定点観察している印西市の公園では、初期設定の植栽の剪定とは別にこれらの幼木はそのままにされていることが多いようです。
問題は松戸市の公園です。初期設定の植栽以外で自然に生えてきたものはすべて許さないという感じで根元から伐採されています。おそらく剪定・伐採は委託業者任せで、市はそれほど注意を払っていないのでしょうね。
市の公園管理マニュアルを見ると「自然との共生」、「生物多様性」を図るとされていますが、自然を許さないその姿勢とは大いなる矛盾です。お題目だけで税金を使ってほしくないですね。
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