Dr. Tairaのブログ

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アップル、100%再生可能エネルギー化


仕事上PCはなくてはならない道具ですが、私は以前会社や大学にいたときはデル(Windows)とアップル(MacOS)のPCを併用していました。今はアップルを主に使っています。

今日もPCを開き、デスクワークの前にツイッターやネットニュースを見ていたところ、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事に目が留まりました。アップルが100%再生可能エネルギー化を達成したということです(写真1) [1]

イメージ 1
写真1

世界的には、気候変動の緩和はもちろんのこと、事業所の経費削減のためにエネルギー消費量を減らし、風力や太陽光などの再生可能エネルギーにシフトしていくというが大きな流れです。アップルのみならず、グローバル企業はすでにこの流れに乗って着々と目標を達成しつつあります。

翻って日本はどうでしょうか。多くの大企業がテクノロジーのジレンマ(既存の技術や成功体験に執着し過ぎて破壊的イノヴェーションに遅れをとる状態)に陥り、人類共通の課題に対してもスピードをもって対処できていないような気がします。

日本では現在、電線網がすべて地域の大手電力会社によって支配されています。現状では、たとえ再生可能エネルギー生産を試みても送電の壁があって事業として広がっていきにくいという状況があります。別会社組織としての発送電分離には時間がかかります。国主導の早急のエネルギー政策の転換が必要と思いますが。


参考文献

1. ウォール・ストリート・ジャーナル日本版:アップル、100%再生可能エネルギー化を達成. 2018年4月10日. http://jp.wsj.com/articles/SB10616433020378323462404584154350808357202