Dr. Tairaのブログ

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プランター式生ゴミ処理開始

 先日、「プランター(横長)で生ゴミ処理はできるか」という問い合わせをいただきました。本ブログでは、木箱、段ボール箱、コンテナー、植木鉢などを容器とする生ゴミ処理を紹介しており、もちろんプランターでもできるとの回答をしました。
 
しかし、訊いてみると20 L程度の大きさということで、やや小さめです。私は30 L程度のプランターでは経験があるのですが、20 Lはありません。同じ20 Lでも植木鉢に比べるとプランターは表面積が広く、浅めなので、保温性が悪いという欠点があります。冬に生ゴミ処理を始めるとさらに悪い条件が重なります。そこで、実際に20 L容のプランター(いわゆるベジタリアンプランター)を使って生ゴミ処理をやってみることにしました。
 
材料および方法

容器:ポリプロピレンプランター1基(内寸:L41×W27×H19 cm、約20 L)
基材:半年前の生ゴミ処理物(堆肥)と市販園芸土:1:1
組み立て方:下部にポリエチレンメッシュを敷き、炭(砂利の代用)を底が見えない程度に敷き詰め、その上に基材をプランター上部から6 cm程度まで投入
運転法:本ブログにある植木鉢式マニュアルに従う
 
結果(途中経過)

2月3日(2018年)に処理容器をセットし、生ゴミ投入を開始しました。その時の写真を図1に示します。基材が少し乾燥気味だったので、700 gというかなり多めの生ゴミを投入しました。
 
イメージ 1
図1. プランター生ゴミ処理開始における生ゴミ投入操作
 
2月8日(6日目)までの生ゴミ投入と、処理器の中の様子を図2に示します。6日目までに合計2.4 kgの生ゴミを投入しました。5日目にはではアサリの殻もいっしょに入れています(上から3番目の写真)。この時点で判断するのは早計ですが、事前の予想よりも生ゴミの姿が速く消えていっているような気がします(図2下から2番目の写真参照)。
 
これから逐次結果を報告して行きます。
 
イメージ 2
図2. 運転6日目までの生ゴミ投入と処理器の中の様子