クロコノマチョウ(Melanitis phedima)は、鱗翅目タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に分類されるチョウの一種です。
茶色系統の羽をもち、前翅の先端には蛇の目模様があるのが特徴的です。一方、羽の裏側は枯れ葉のような地味な色と模様で、静止時には、ほかのジャノメチョウ同様翅を開かないので、保護色効果で目立たなくなります。しかし、見つければ比較的簡単に素手で捕まえられます。
今日、近くの竹林の中でユラユラと飛んでいるのを発見しましたが、うっかりカメラを忘れてしまい、撮ることができませんでした。
写真1(2018年7月19日撮影)
写真2は、大学の建物の中に入り込んで出られなくなっていたクロコノマチョウです。廊下を歩いていて偶然見つけました。
写真2(2008年10月9日撮影)
クロコノマチョウには、色や模様が少し異なる夏型と秋型があります、夏型は秋型と比べて比較的黒っぽい色をしており(写真1)、かつ翅裏には小さな蛇の目模様が並びます。秋型は翅裏が枯葉模様になります(写真2)。