Dr. Tairaのブログ

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ナガサキアゲハとキボシカミキリ


夕方、近くの園芸屋さんに行きました。途中スーパーに寄ったら、入り口の自動ドアの内側にナガサキアゲハPapilio memnonが入り込んで出られなくなっていました。10分程ドアを開けておいたのですが、天井のあたりをパタパタ飛んでいて出て行く様子がありません。仕方なく、かぶっていた帽子で空気をかく乱しながら扇いだところ、下に降りてきました。そこを捕まえました(写真1)。無事に飛んで行きました。

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写真1(ナガサキアゲハのオス、手に鱗粉がついてしまいました)

園芸屋さんまで行って、イチジクを見ていたところ、今度は葉の裏側にキボシカミキリPsacothea hilaris)がいました(写真2)。体長25 mm程度です。クワやイチジクなどのクワ科植物が大好きなカミキリムシなので、きっとこの園芸屋のイチジクを食べていたのでしょう。

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写真2

飛び立つところを撮ることができました(写真3)。

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写真3

キボシカミキリの自然分布は、国内においては琉球列島、九州、四国、伊豆諸島であり、関東で見られるものは侵入種(外来種)のようです [1]


参考文献

1. 国立環境研究所:侵入生物データベース. キボシカミキリ(亜種不明). https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60440.html