Dr. Tairaのブログ

生命と環境、微生物、科学と教育、生活科学、時事ネタなどに関する記事紹介

冷たい雨に耐えるアカボシゴマダラ

今日は冷たい雨の日でした。普段はエノキ幼木の上を盛んに動き回っているアカボシゴマダラの5齢幼虫ですが、季節外れの寒さ到来でさすがにジッと動かずに耐えています。観察した個体のすべてに雨粒が乗っていました(写真1)。
 
イメージ 1
写真1
 
昨日までの暖かさで一晩で脱皮した個体も多く、エノキの幼葉に化けているので探すのに苦労します。写真2左のように目を凝らさないと一瞬どこにいるのかわからなくなります。写真左にいる幼虫を拡大したものが右です。
 
イメージ 2
写真2
 
しかし、この冷たい雨の中で脱皮痕はあっても幼虫本体が見当たらないことも多く、寒さに耐えかねて力尽きた個体や脱皮に失敗した個体も多いと思われます。