周辺の公園や学校の校庭には、植樹されたマテバシイ(Lithocarpus edulis、シノニム :Pasania edulis)がたくさん見られます。ブナ科マテバシイ属の樹木で、いわゆるドングリの仲間の実をつけます(写真1)。
写真1
8月中旬にはまだ青かった実ですが(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16431963.html)、この時期はもう色づいて、すっかりドングリらしくなってきました(写真2、3)。上の方には、ムラサキツバメらしき褐色のシジミチョウが飛んでいました。
写真2
写真3
樹木の下には、すでにたくさんの実が落ちています(写真4)。
写真4
いくつか実を拾ってきて測ってみたら、平均25 mmありました(写真5)。私はまだ食べたことはありませんが、マテバシイの実はあまりおいしくないと言われています。しかし、その素朴な味を好む人もいて、砕いてクッキーに入れればいわゆる「縄文人のクッキー」ができます。今度試してみようと思います。
写真5
上記の公園のマテバシイの横には、モクレン科のコブシ(Magnolia kobus)が生えています。7月にはまだ青かったコブシの果実ですが(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16375396.html)、この時期すっかり赤くなりました(写真6)。
写真6
こちらも、あちこちに実が落ちていたので、拾ってきました。中に赤い種子が見えます(写真7)。この赤い種子のみを集めて、砂糖を添加したホワイトリカーに漬けておくと、特徴ある香りの果実酒ができると言われています。こっちも試してみようと思います。
写真7