Dr. Tairaのブログ

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プランター生ゴミ処理器の温度

プランター生ゴミ処理を始めて12日目になりました。今日の生ゴミ投入はなしです。冬に生ゴミ処理を始めると寒さのために立ち上がりが大変なのですが、ここまでは70%以上の減量率でまずまずの成績です。立ち上がりの良し悪し(減量が軌道に乗るかどうか)は処理器内の温度に依存します。そこで、処理器内の温度変化を調べてみました。


図1に直近4日間の外気温と処理器内中心部(深さ7 cm)の温度の日変化(朝10時から翌朝10時までの24時間)の平均値を示します。日中の最高温度は10℃近く、最低温度は0℃付近にあるのに対し、処理器内平均温度は最高で25.3℃、最低で17.9℃でした。外気温に比べて処理器内は15℃以上高い温度を保っていますが、最低温度は20℃を下回っています。


微生物の活性は20℃以下になると急激に悪くなりますので、やはり冬期の処理は厳しいものがあります。用いているプランターは深さがなく(内寸19 cm)、表層面積が広いなどの構造上の問題があり、保温性がよくないことが現れています。
 
とはいえ、臭いも発することなく70%以上の減量率は保っているので発熱促進の対策を採ることなく、このまま様子を見ながら処理を続けていきたいと思います。
 
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図1. プランター処理器内温度の日変化ー外気温との比較(直近4日間の
平均値と標準偏差をプロット)