Dr. Tairaのブログ

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8月6日

今日は広島原爆の日です(写真1)。被爆当時、広島には約35万人の市民や軍人がいたと考えられていますが、死者数については詳細に分かっておらず、その年内で約14万人が死亡したと推計されています [1]。一般的には必ずしも十分に認識されていませんが、これには日本の植民地だった朝鮮、台湾や、中国大陸からの人々やアメリカ軍捕虜などの外国人も含まれています。
 
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写真1. 広島・平和記念資料館前の記念式典(2018.08.06 NHK放送より)
 
今年の原爆記念式典のNHK放送では、昨年、韓国・陜川(ハプチョン)にオープンした韓国初の原爆資料館についても取り上げていました(写真2)。朝鮮の被爆者は2500人にもなり、そのうちの600人が陜川に住むことから「韓国の広島」と呼ばれています [2]

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写真2. ハプチョン原爆資料館館長(2018.08.06 NHK放送より)
 
私が初めて原爆資料館を訪れたのが、小学校6年の修学旅行の時であり、長崎の原爆資料館でした。小学生が目にした原爆の惨禍は強烈なものであり、その日の食事がまったく喉に通らなかったことを記憶しています。その7年後に、今度は一人で広島の平和記念資料館を訪れましたが、長崎での記憶が蘇り、恐ろしさと悲しみと怒りが増幅されて襲いかかってきたのを思い出します。
 
参考文献
 
 
2. 毎日新聞:韓国 初の原爆資料館オープン 陜川「非核化の先頭に」 2017年8月6日. https://mainichi.jp/articles/20170807/k00/00m/030/033000c