Dr. Tairaのブログ

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スズメガ2種


6月も半ばに近づき、スズメガの成虫がだんだんと発生する頃になりました。ケヤキの並木通りを歩いていたら、通りに面したビルの壁にウンモンスズメCallambulyx tatarinovii gabyae)がとまっていました(写真1)。

ウンモンスズメは、鱗翅目・スズメガ科に属するガの一種です。きれいな緑色〜茶色の模様の翅をもち、後ろの翅は鮮やかな紅色です。大きさは開長65-80 mmで、スズメガの中では中型の部類に入ります。幼虫はニレ科のケヤキ、ハルニレ、アキニレなどの葉を食べます。

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写真1

もう一つビルの壁にセスジスズメTheretra oldenlandiae)がとまっていました(写真2)。これもスズメガ科の仲間で、ウンモンスズメよりやや小型の開長50-70 mmです。幼虫は雑食性で、ヤブガラシノブドウホウセンカサトイモ、サツマイモなど、いろいろな植物の葉を食べ尽くします。

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写真2