Dr. Tairaのブログ

生命と環境、微生物、科学と教育、生活科学、時事ネタなどに関する記事紹介

江戸川の川辺の散策

今日は江戸川の川べりの散策に行ってきました。江戸川は、流路延長約60 kmの利根川水系分流であり、利根川本流から東京湾に流れ込みます。流域は、茨城県、千葉県、埼玉県、東京都の1都3県におよびます。
 
今日散策した場所は、千葉県、埼玉県、東京都が交わる辺りです(写真1)。国土交通省が20年前にエコトーンとして作った総延長約6 kmの流水保全水路が川辺にありますが、この水路に沿った散策路を中心に延々と歩きました。
 
イメージ 1
写真1
 
流水保全水路と散策路は、自然に任せた動植物の保全がなされてきましたが、思ったよりは植生は豊かではありませんでした。散策路の両側はヨシが生い茂っており(写真2)、ところどころに落葉樹を中心とした中低木や高木が見られました(写真3)。

イメージ 2
写真2
 
イメージ 3
写真3
 
幹径10–40 cmのエノキの成木や幼木も見られたので、30本ほど根元の Hestina 属越冬幼虫探索も行いました。しかし「何も出てこず」という結果に終わりました。エノキの成木と根元としての条件はいいのですが、雑木林から離れている上に、風が強い場所なので、物理的には悪条件なのでしょう。
 
天気はとてもよかったのですが、風が冷たく、体感温度は下がり気味でした。2時間近く歩きましたが、一人もすれ違いませんでした。
   
カテゴリー:その他の自然観察