落花生の一種「おおまさり」は、日本国内で栽培されている落花生の中で最も大きい実をつけます。実がやわらかいのでゆで豆に最適で、皮ごとゆでます。関東が中心の農産品ですが、徐々に全国に出回っているようです。
今が旬の時期で、ウチでも茹でたものを毎日少しづつ食べています(写真1)。大きさは平均で5 cmほどです。食べるとふんわりとした甘みがあり、まさしく食べ応えのあるゆで豆を味わうことができます。
おおまさりを食べながらテレビを観ていたら、ちょうどNHK「あさイチ」で茨城県笠間市の体験・滞在できる市民農園を紹介していて、おおまさりが出てきました(写真2)。
写真3
写真2
私が以前勤めていた豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市)には、工科系大学でありながら小さな農場があり、この時期落花生の収穫を行っていました。写真3は、学生の農場実習の風景です。背景に大学の研究棟が見えます。
落花生を取り出したところです(写真4、5)。
写真4
写真5
収穫の後は、いつもゆで豆にして学生といっしょに食していました。
落花生には炭水化物、タンパク質、脂質などの栄養が含まれていますが、とくにオレイン酸 リノール酸などの不飽和脂肪酸やビタミンEの含有量が高く、生活習慣病を予防に適した食品とされています。ゆで落花生には葉酸などのビタミンも多く含まれます。ちょっとしたおつまみやおやつとして、補助食品として最適ではないでしょうか。