Dr. Tairaのブログ

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筑後川昇開橋


今日は筑後川昇開橋(しょうかいきょう)の撮影に行きました。筑後川をまたいで、福岡県大川市佐賀県佐賀市諸富町にかかる鉄道用可動式橋梁です。橋桁の一部が垂直方向に上下する現存の昇開橋としては、国内最古のものです。全長は約507m、可動部分の長さは約24 m、昇降差は23 mあります。

国鉄佐賀線が通る橋でしたが、その廃線後も保存され、歩道橋として整備されています。両岸には公園が整備されています(写真1)。

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写真1

2003年に旧筑後川橋梁として国の重要文化財に指定され、2007年には日本機会学会認定の、機械遺産に登録されています(写真2)。

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写真2

写真3は福岡県側からの遊歩道です。

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写真3

北東方面から撮った昇開橋です(写真4)。昔、大型の船が通るとき、真ん中の橋桁の部分が上がっていました。

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写真4

今でも観光用に橋桁の昇開が行われていて、訪れるタイミングがいいと中央の橋桁が昇っているところが見られます。写真5、6は、ちょうど昇開したときの橋で、写真4とは逆の南側から撮っています

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写真5(2016年1月27日撮影)

このように、昇開橋が水面にそのまま映った姿で撮れることは珍しいです。昇開している橋桁の向こうにうっすら見える煙突は、味の素株式会社九州(諸富)工場です。

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写真6(2016年1月27日撮影)

私は子供の頃、この付近でよくウナギを獲っていました。何度か泳いで両岸を往復したことがありましたが、一度溺れかけました。