Dr. Tairaのブログ

生命と環境、微生物、科学と教育、生活科学、時事ネタなどに関する記事紹介

窓に止まるノコギリクワガタ


ビルの廊下を歩いていたら、窓の外側にノコギリクワガタProsopocoilus inclinatus)がへばりついているのを見つけました。日本国内に広く生息している、代表的な大型種のクワガタムシです。

本種は、個体によって大きさや顎の形(ノコギリの部分)が大きく異なります。体長が50 mmを越える大型個体では、大きく屈曲した長い大アゴを持ちますが(先歯型)、 中型個体ではそれがゆるやかな湾曲し(両歯型)、 小型個体では直線的になります(原歯型)。写真のものは原歯型のオスと思われます。

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