先週のブログにも書いたように、最近やたらとナガサキアゲハが飛ぶのを見かけます(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16266964)。例年よりも圧倒的に多い気がします。
ナガサキアゲハを写真に収めようとしましたが、なかなか花にとまってくれません。代わりにではないですが、今回はツツジを吸蜜するクロハゲハ(Papilio protenor)を撮りました。このチョウもじっとしていなくて、撮れたのはこの一枚だけです(写真1)。
クロアゲハはナガサキアゲハに比べると生息域の北限が高く、本州以南に広く分布します。食草は柑橘類です。
写真1
ついでに以前撮った幼虫から成虫に至るまでのクロアゲハの写真を載せます。
ベランダに置いていたレモンの木に毎年のように産卵し、葉っぱが丸裸になっていました。写真2はレモンの枝の上を這う最終齢の幼虫です。鮮やかな緑の体色で、中央にある茶色の2本のストライプが特徴です。アゲハの幼虫よりも大きめです。
写真2
上の写真から4日後、サナギを作り始めました。ベランダに植えていたゴーヤのツルを這わせたラックの留め金の上です(写真3)。
写真3
それから2日後、完全なサナギになっていました(写真4)。
写真4
さらに12日後、無事羽化しました。オレンジ色の紋が鮮やかな羽です。下に抜け殻が見えます(写真5)。2時間後にはもう姿はなくなっていました。 |