Dr. Tairaのブログ

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ベニカナメモチの花

カナメモチ Photinia glabra はバラ科の常緑小高木ですが、同じカナメモチ属の種にベニカナメモチがあります。その名のとおり、3月から4月頃に伸びてくる葉がひときわ赤くなる小木です。生垣にもよく使われています。
 
若葉が赤いのはアントシアニンというフラボノイド色素が含まれるためです。若葉では、光合成色素であるクロロフィル葉緑素)が十分に形成されていないのですが、アントシアニンはこの若葉を紫外線から保護する役目があると言われています。
 
ベニカナメモチの葉は、気温の上昇とともに次第に緑色に変わっていきますが、色が変わる境目に花が咲きます。今日夕方サイクリングをしていたら、開花しているところを見つけので写真に収めました。
 
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近づいてみると、花が咲いている枝の葉はすでに緑色に変わっています。
 
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カテゴリー:植物の観察