Dr. Tairaのブログ

生命と環境、微生物、科学と教育、生活科学、時事ネタなどに関する記事紹介

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

雨の中のアカボシゴマダラ

雨の日が続いていますが、今朝もちょっとエノキの定点観察にいきました。写真1は雨に濡れたアカボシゴマダラの終齢幼虫です。 写真1 あちこちに蛹も見られるようになりました(写真2)。7月は今年2回目の羽化の時期となりそうです。 写真2 カテゴリー:Hesti…

今日の昆虫-6/27

ルーチンのエノキ定点観察を行なっていますが、今日はエノキの葉っぱの上にカナブンがいました(写真1)。 写真1 そのすぐそばにはアカボシゴマダラの丸々に太った終齢幼虫がいます(写真2)。まもなく蛹化に向かうでしょう。 写真2 昨日はエノキの繁る林の…

夏型アカボシゴマダラ終齢幼虫

今年2回目の発生のアカボシゴマダラですが、終齢(5齢)幼虫が大きくなってきました。写真1はエノキの幼木上の個体ですが、体長が42 mmあります。 写真1 写真2は別個体でこれも体長42 mmです。春型の終齢と比べると体にストライプがなく、全身緑色です。背…

ロングライフ豆腐

今朝のTBSテレビ番組「あさチャン!」ではロングライフ食品の一つとして豆腐を取り上げていました。ロングライフ食品とは、微生物の増殖を抑える条件に工夫を加えて賞味期限を大幅に長くした長期保存の加工食品です。豆腐の場合通常1週間程度の賞味期限です…

今年も梅干しをつくる

ボーッとしていたら今年も梅干しのための梅を仕込む時期になりました。あわてて梅を注文し、届いた青梅を先週から追熟し、昨日仕込みました。梅干しは自分でつくったものが一番美味しいと思うので、例年自作しています。 写真1は追熟した梅です。いい匂いと…

ゴマダラチョウかアカボシゴマダラか

6月に入り、ゴマダラチョウやアカボシゴマダラは2回目の発生に至っています。発生地域に赴いても、成虫が飛ぶ姿はかなり少なくなりました。エノキの低幼木に加えて高木の下枝など、手が届く範囲の葉上を定期的に観察していますが、卵から3齢幼虫までさまざま…

アカボシゴマダラの2化幼虫

昨日はこの時期のアカボシゴマダラの産卵状況を紹介しましたので、今日は幼虫について書きます。卵を葉上にあって1 mm程度の丸い玉ですので見つけるのは割と簡単ですが、幼虫はより苦労します。なぜなら、この時期は1–3齢幼虫で体が小さく、かつエノキの葉と…

アカボシゴマダラの産卵

6月に入ってアカボシゴマダラの1化目の羽化がほぼ終わり、前後して第2化へ向けた産卵が始まりました。昨日までに撮った卵の画像の一部を載せます(写真1–5)。 写真1 写真2 写真3 写真4 写真5 定点観察を行なっている限りでは、孵化幼虫はまだ数頭しか目撃…

マンモスが現代によみがえる?

昨日のNHK「クローズアップ現代」では、「マンモス復活狂騒曲の舞台裏」というタイトルで1万年前に絶滅したはずのマンモスを最新生命工学技術を駆使して現代によみがえるという、日米それぞれのプロジェクトを紹介していました。そんな夢のような話がいま、…

ウマノスズクサとジャコウアゲハ

今日通りを歩いていたら、車道と歩道を隔てるツツジの植栽の中から伸びるウマノスズクサ Aristolochia debilis を見つけました(写真1)。ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の多年生つる植物です。ジャコウアゲハ Byasa alcinous の食草として知られています…

今年もオオキンケイギク

昨年このブログでも取り上げましたが、この時期、沿道、空き地、緑地におけるオオキンケイギク Coreopsis lanceolata のはびこり方が半端ないです。オオキンケイギクはキク科植物の一種で、美しい黄色い花を咲かせますが、特定外来生物に指定されている厄介…